工房だより -ブログ版-

岐阜県恵那市笠置山の工房「はせ工房」の様子と山里の暮らしを綴ります

岐阜県恵那市笠置山の工房で手作り家具や木製品を制作しています。
制作風景や山里の暮らしを綴っていきます。
はせ工房のホームページはこちら

今日は、背板の曲面の仕上げから始まりました。

KIMG1942

背中が当たる部分なので柔らかいタッチになるように優しい曲面を心がけています。

KIMG1943
本体を組み立てます。

KIMG1944

KIMG1945

次に、昨日作った「隅木(すみき)」を取り付けます。
この隅木を付けることによって、椅子の強度が大変増します。

KIMG1946

次に、駒留(天板や座板を固定させる部品)を作ります。
木材は収縮を繰り返しながら縮んでいきますので駒留は縦方向と横方向の二種類を作ります。
力が加わるので、ナラ材で作っています。

KIMG1948

駒留の取り付けが完了しました。

KIMG1955

これで本体加工の完了です。
次に、座板の材料を選び、木取りを開始。所定の大きさになるように「はぎ合わせ」をしました。

KIMG1951

今日はここまででした。

今日は、背板幕板ヌキのほぞの加工から再開しました。
傾斜盤で縦に切り落としていきます。
KIMG1927

KIMG1928

ほぞ加工を終え、背板の曲目の研磨をします

KIMG1931

次に各部材をトリマーで面とりをします
KIMG1932

そして、ほぞの先端の面とりをしたら、全ての部材の「水ひき」をします。水ひきとは、仕上げの前に水分で材料を膨らませることです。

KIMG1933

KIMG1934

部材が乾くまでの間に、隅木(すみき)を作ります。

KIMG1935

KIMG1937

次に、各部材をかんなで、仕上げていきます。
そして、いよいよ左右両側の組み立てをします。

KIMG1938


KIMG1939

KIMG1940

今日はここまででした。

背板の部分は、100分の10の傾斜に切断します。

KIMG1914

次に各部材の接続する位置にシラガキで墨付けします。

KIMG1917

墨付けしたところを角のみ盤でほぞ穴を掘っていきます。

KIMG1918

KIMG1920

KIMG1921

これで、おおまかな脚の加工が終了です。次に、背板、幕板、ヌキの長さを決め、役者を決めます。

KIMG1922

KIMG1924

次にほぞ穴に差し込むほぞの加工をします。

KIMG1925

2脚共に座の高さは42㎝の予定でしたが、急遽1脚の座の高さを38㎝に変更することになりました。
そのため、後脚も70㎝から66㎝に変更して進んでいきます。
変更後の写真です。

KIMG1926

明日からは、ほぞの加工に入っていきます。











↑このページのトップヘ